4月に警察庁が近頃の出会い系・SNSに起因する事犯の現状・対策を公開していました

警察庁 サイバー犯罪対策

において、

平成27年における出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について ※PDF
が公開されていました。


昨年は、出会い系サイトより、SNSに起因する事犯が多い

昨年は、出会い系サイトの被害児童が93人、コミュニティサイトの被害児童が1652人と圧倒的な差になっています。
また、出会い系サイトとコミュニティサイトの被害児童の合計の推移は、両方の統計があるH20年から見て、
減ってないという事が見て取れるので、被害児童が減った訳でなく、
事件の場が出会い系サイトからコミュニティサイトに移ったと見るべきでしょう。

なお、コミュニティサイトの定義がどこにも載っていないので、資料にも載っている過去の検挙事例で推測しますが、 いわゆるSNSといわれるサービスや、無料通話アプリが含まれているようです。


SNSへのアクセスは、スマホから

被害児童のコミュニティサイトへのアクセス手段は、やはりスマートフォンからが圧倒的で、 アクセス手段の 86%程をしめています。


対策は、家族での話し合いから

私は、小学生低学年でスマートフォンを持たせるのならば、保護者がしっかり管理すべきだと思っていますが、
児童の年齢が高くなるにしたがって、管理ではなく、保護者・児童での話し合いでルールを決め、
それを守っていく。守れないのならば、ルールを守れるものに変える
それを実践していって、児童との信頼関係を構築して、被害を最小限に抑えるという事が必要ではないかなと思います。